73年ぶり2校目の夏3連覇は成らなかったが、田中将大選手率いる駒大苫小牧の強さがあらためて浮き彫りにされた甲子園だった。ライバルである鵡川の佐藤茂富監督(66)は「北海道の高校野球に3連覇以上のものを残してくれた。冬の雪の上での練習など、今までの概念を覆すことをやる香田君は大した男だ」と言った。
合同練習を行うなど、最も身近で香田野球に接している苫小牧駒大の大滝敏之監督(52)が指摘するのは「1つ1つのプレーに妥協しないで取り組んでいること」。駒苫の練習ではミスが出た時、しばしばナインが自らマウンドに集まる。そこで1分、2分と時間をかけ、何が悪かったのか、どうすれば良かったのかを反省する。原因と対策を先延ばしにせず、その場で解決する。だから同じような場面で同じミスを繰り返さない。昨年2月の徳之島キャンプでそれを見た徳之島高の松元将志監督(33)は「1人のミスでもその都度、全員が集まるのに感銘を受けた」という。
だから監督に言われなくても自分の判断で動ける。普段から1つ1つのプレーに真剣に取り組んでいるからこそ、本番で迷いが出ない。打球がどこへ飛んだら中継の選手はどこにいるべきか。バックアップする選手はどう動くのか。当たり前のことが迷わずにできる。競技こそ違うが、サッカー日本代表のオシム監督が「自分で考えて動け」と指導していることを、すでに駒苫ナインは実践していた。
それは走塁にも顕著に表れる。あくまで先の塁を狙うのはどのチームでも基本だが、場面場面での判断力が卓越している。南北海道大会の決勝を戦った札幌光星の合坂真吾監督(30)はそれを痛感する。「決して足の速さだけじゃない。うちもああいう走塁を目指したい」と言い、新チームの練習で最重要ポイントに掲げている。
以上、Yahooニュースより引用。
感想
オシムが言っていることを既に北海道の高校生がやっているというのが、すごいですね。さすが、全国区のチームは違います。
来年も頑張って欲しいですね。