第1回大会(15年)から参加し、王貞治・プロ野球ソフトバンク監督らが輩出した早稲田実。第11回(25年)と、荒木大輔(西武コーチ)を擁した第62回(80年)の2度、準優勝に終わった。その壁を越えた。「大先輩たちが成し遂げられなかったことをできてうれしい」。斎藤が喜ぶ。
そんな歓喜に沸く早稲田実ベンチをじっと見つめる選手がいた。2日間で249球を投げた田中だ。「悔いはない」。淡々と語った。
大会史上、2校目となる3連覇がかかった試合だった。3大会連続で決勝に進んだのは、7~9回大会の和歌山中(現桐蔭)、3連覇した中京商、65~67回の桑田真澄(巨人)と清原和博(オリックス)を擁したPL学園(大阪)、そして駒大苫小牧だけ。香田監督は「1回目より2回目、さらに3回目のほうが周りの意識もあり厳しかった」と言った。全国選手権の連勝は14で止まった。
スタンドに人気が消えたころ、両校ベンチ前で胴上げが始まった。「同世代で一番いい投手」(斎藤)、「最後まで力を残すところにすごさがあった」(田中)。相手エースをたたえた2人の姿も、それぞれの輪にあった。
以上、Yahooニュースより引用
感想
二人のエース凄すぎです!